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なぜ新卒採用を始めるのか?そのメリットを徹底解説!

2023.7.4 長期インターンシップ支援
なぜ新卒採用を始めるのか?そのメリットを徹底解説!

「ヒト、モノ、カネ、情報」とある経営資源の中で、最も重要とされているのは「ヒト」とされていますが、「ヒト」を確保するためには採用活動は欠かせません。

そして、事業拡大のためには採用活動の中でもとりわけ「新卒採用」は避けては通れません。

今回はなぜ新卒採用を始めるのか、メリットとデメリット、最後に新卒採用において有効な手段を徹底解説いたします。

新卒採用の現状

結論から、新卒採用のニーズは年々高まりつつあります。日本では少子高齢化が加速していることもあり、労働人口が減りつつある中、企業が生き残るためには若く、優秀な人材を獲得する必要があります。コロナ禍で一時的に採用意欲が減ったものの、中長期的に新卒採用ニーズは根強いです。

実際に、リクルートワークス研究所によると、大卒求人倍率は2022年卒1.50倍、2023年卒1.58倍、2024年卒1.71倍と年々上昇し、コロナ以前の水準まで戻りつつあります。

https://www.works-i.com/research/works-report/2023/230426_kyujin.html

また、従業員300人未満の中小企業は新卒採用における競争が激化しており、2024年卒の大卒求人倍率は6.19倍(新卒求職者1人に対して約6社競合がいる状態)です。

このことから、新卒採用ニーズが高いことがお分かりいただけると思います。

新卒採用のメリット

では、なぜ企業は新卒採用をするのでしょうか?
そのメリットを解説します。

①企業の風土や理念の浸透がしやすい

新卒採用では、社会人経験のない学生を採用することができます。そのため中途採用と比較し、前職の慣習等が染み付いていないため、教えたことをすんなり受け入れてくれるでしょう。

また、新卒採用では学生は、複数の選択肢の中から、企業理念やビジョンに共感し、志望している可能性が高いです。そういった学生は、育成しやすく、将来を担う人材になりやすいのです。

②計画的な採用ができる

新卒採用は事業計画に合わせた採用計画を立案し、それをもとに前もって準備して行います。そのため中途採用に比べて、新卒採用はより計画的に採用ができます。

③中途採用に比べて一人当たりの採用コストが低い

就職みらい研究所の調査『就職白書2020』によると、2019年度の中途採用における採用単価の平均は1人あたり103.3万円との結果に対して、2019年度の新卒採用における採用単価の平均は1人あたり93.6万円です。

つまり一人当たりの採用コストは、中途採用に比べて新卒採用の方が約10万円ほど低いということがわかります。

④先入観のない革新的アイディアが生まれやすい

新卒採用で入社する社員は、既存社員に比べ、良くも悪くも業界や会社の知識が足りません。しかし、そういった先入観のない柔軟な思考は時に革新的なアイディアを生み出します。

また、そういったフレッシュな意見は既存社員を活性化させる働きがあります。

⑤優秀な人材を獲得しやすい

中途採用で優秀な人材を獲得しようとすると、どうしても給料等の雇用条件で勝負する必要があります。しかし、マイナビの調査によると、新卒採用では、学生は給料より、社風があっているかなどを重視する傾向にあります。

HUMAN CAPITAL サポネット by マイナビ
2023年卒学生に調査!企業選びの本音に迫る|学生にとっての「安心・安定」
「成長環境」とは?より
https://saponet.mynavi.jp/column/detail/20221004170952.html

そのため、中小企業でも魅力を伝えることができれば、優秀な人材の獲得をすることができます。

ここまでは新卒採用のメリットを解説しました。
しかし、新卒採用を始めるにあたって、デメリットも十分に理解して、準備しておく必要があります。

新卒採用のデメリット

①育成が必要

新卒採用では社会人経験のない学生が入社します。当然研修などで育成する必要があります。中途採用では、専門性を持った人材を採用できるため即戦力となりやすいですが、新卒採用では、自社で育成し、戦力化する必要があります。

②割くべきリソースが多い

新卒採用では、採用活動自体が長期化するため時間的リソースや採用、研修を担当する既存社員の配置が欠かせないため人的リソースを割く必要があります。

③中小企業における早期離職率が高い

中小企業庁によると、中小企業・小規模事業者において、採用後3年間の離職率は中途採用では約3割ですが、新卒採用の入社後3年間の離職率では4割を超えており、実に半数近くが3年間で離職していることがわかっています。

以上が新卒採用の主なデメリットです。

最後に、これらの課題を解決する有効な手段を紹介いたします。

新卒採用の有効な手段

新卒採用の有効な手段として今注目を集めているのが、『長期インターンシップ』です。
主な効果として、

①インターンシップを通じて就業経験を積んだ学生が入社することで、通常の新卒入社時に比べて、即戦力化ができ、育成に割くリソースが減少する

②インターンシップを通じて企業理念や業務内容を十分に伝えることができ、入社後のミスマッチを防ぐことができる!その結果離職率を減少させることができる。

などが挙げられます。

詳しくは、「長期インターンとは?その導入メリットを徹底解説!」をご覧ください。

まとめ

今回は、新卒採用のメリットについて解説いたしました。企業にとって重要な「ヒト」という経営資源の確保には新卒採用は非常に有効な手段です。

大卒求人倍率が年々上昇してきている今、企業にとって採用活動に注力することは必須条件なのかもしれません。

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