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営業職採用の現状データ
有効求人倍率2.0倍、最も人材不足の職種
営業職の有効求人倍率は全職種平均の約1.4倍に対し2.0倍前後。全職種の中で最も人材が不足している職種の一つです。【出典:HRnote 営業組織が直面する構造的課題】
現実①:2社に1社しか採用できない
営業職を募集しても、半分の企業は採用できない状況が続いています。
現実②:中小企業は特に厳しい
エン・ジャパン株式会社の調査では、人材不足を感じる企業の28%が「営業職」の不足を訴えており、最も人材が不足している職種です。【出典:イノーバCEOブログ 営業不足で会社が潰れる時代】
営業職の離職率も高止まり
営業職の離職率は約15〜20%(全職種平均15.4%を上回る)。特に若手営業の離職率は高く、1年以内離職率は20%を超える企業も。【出典:9ecareer 営業職の離職率が高い理由】
若手社員の「営業職離れ」が加速
就活生の職種人気ランキングで営業職は圏外
【出典:マイナビ・日経大学生就職企業人気ランキング2026】
現実③:「営業=ブラック」というイメージ
Z世代の多くは、営業職を「長時間労働」「ノルマがきつい」「理不尽な顧客対応」というネガティブイメージで捉えています。
なぜ若手は営業を避けるのか?
理由①:電話応対への苦手意識
Z世代の50.8%が「電話を受けるのが苦手」
社会人3年目までの若手社員400名を対象にした調査では、苦手な仕事として以下が挙げられました。
【出典:PR TIMES Z世代が苦手な仕事 電話応対が5割】
背景:
- SNS・チャットネイティブ世代(電話での会話経験が少ない)
- 電話の「即応性」「不確実性」への不安
- 失敗を恐れる傾向(録音されない、やり直しできない)
営業職への影響:
- テレアポ・顧客対応での電話が必須 → 「無理だ」と感じる
- 営業職を最初から選択肢に入れない
理由②:「ノルマ」への恐怖
若手社員の離職理由で「ノルマがきつい」が上位
【出典:9ecareer 営業職の離職理由】
Z世代の価値観:
- 「成果主義」より「プロセス主義」(頑張りを評価してほしい)
- 「競争」より「協働」(チームで成果を出したい)
- 「短期成果」より「長期成長」(すぐに成果を出すプレッシャーは避けたい)
営業職のイメージとのギャップ:
- 営業=個人ノルマ・競争・短期成果
- Z世代の価値観と真逆 → 敬遠される
理由③:「飛び込み営業」「テレアポ」への拒絶反応
「理不尽な顧客対応」「断られ続ける精神的苦痛」への恐怖
Z世代の営業イメージ(ネガティブ):
- 飛び込み営業で門前払い
- テレアポで怒鳴られる
- 顧客に理不尽なクレームを言われる
- ひたすら断られ続けるメンタルへの負担
実例: 「先輩社員から『営業は根性だ』『100件断られて1件取れればいい』と言われた。自分には無理だと思い、内定辞退しました。」(23歳・就活生)
理由④:「成長実感」が得られにくい
営業職の育成プログラム不在企業が多数
【出典:各種人事調査統合データ】
若手営業の不満:
- 「見て覚えろ」のOJTのみ
- 営業スキルの体系的な学習機会がない
- フィードバックが「数字」のみ(プロセスを評価されない)
- お手本となる先輩・上司がいない(プレイングマネージャー化)
結果:
- 成長実感が得られない → 離職
- 「営業スキルが身につかない」→ 営業職を避ける
理由⑤:「ワークライフバランス」の悪さ
営業職の残業時間は全職種平均を上回る
背景:
- 顧客都合での夕方以降商談
- 移動時間の長さ
- 資料作成・報告業務の多さ
- 「数字を作るまで帰れない」文化
Z世代の価値観とのギャップ:
- ワークライフバランス重視
- 「仕事よりもプライベート・自己実現」
- 長時間労働=ブラック企業
理由⑥:「キャリアパス」の不明確さ
営業職の先にあるキャリアが見えない
若手営業の不安:
- 「営業を続けた先に何があるのか?」
- 「営業マネージャーになっても、結局数字に追われるだけ?」
- 「企画・マーケに異動できる可能性は?」
- 「営業スキルは他社で通用するのか?」
営業職のキャリアパス不明確な企業が多数:
- 営業 → 営業マネージャー → 営業部長の一本道
- 他職種(企画・マーケ)への異動機会が少ない
- 専門性(業界知識・営業スキル)の言語化不足
結果:
- 「営業=キャリアの袋小路」と感じる
- 最初から営業職を選ばない
即戦力採用の限界と落とし穴
限界①:即戦力人材は採用できない
有効求人倍率2.0倍の現実
即戦力営業の採用単価:約100〜150万円(人材紹介手数料含む)
現実:
- 即戦力営業は奪い合い(2社に1社しか採用できない)
- 大手企業・高給与企業に流れる
- 中小企業は「残り物」しか採用できない
限界②:採用しても定着しない
中途営業の3年以内離職率:約40〜50%(新卒34.9%より高い)
即戦力営業が辞める理由:
- 「前職の方が良かった」(期待とのギャップ)
- 「営業手法が合わない」(自社の営業スタイルに適応できない)
- 「マネジメントに不満」(前職との比較)
- 「さらに良い条件の会社へ転職」(ジョブホッパー化)
落とし穴:
- 即戦力のはずが、実は「前職で成果が出せず転職してきた人」
- 採用100万円 + 給与400万円 + 育成50万円 = 550万円投資 → 1年で離職 = 全損
限界③:育成文化が根付かない
即戦力採用に依存すると、組織の育成力が低下
循環パターン:
- 即戦力採用に頼る → 育成プログラムを作らない
- 新卒・若手が育たない → 育成できる先輩・上司がいない
- 組織の育成力がゼロ → また即戦力採用に頼る
- 即戦力も育成文化のない組織に定着しない → 離職
結果:
- 永遠に「採用→離職→採用→離職」のループ
- 採用コストが膨らみ続ける
- 組織が成長しない
限界④:営業組織が年齢・経験バラバラでマネジメント困難
即戦力採用ばかりだと、組織構成がバラバラ
マネジメントの課題:
- 営業手法・価値観がバラバラ → 統一困難
- 「俺のやり方が正しい」という主張のぶつかり合い
- チームとしての一体感がない
- ナレッジ共有が機能しない
育成前提採用という新しいスタンダード
育成前提採用とは
従来の即戦力採用:
- 「経験者」「すぐに成果を出せる人」を採用
- 育成は最小限(OJTのみ)
- 短期で成果を期待
育成前提採用:
- 「未経験者」「ポテンシャル重視」で採用
- 体系的な育成プログラムで戦力化
- 中長期視点で成果を期待
- 育成過程で組織の育成力も向上
育成前提採用のメリット
メリット①:採用コストを大幅削減
採用単価の比較
長期インターン型のコスト構造:
- 初期投資:立ち上げ支援150万円 + 給与・育成18ヶ月分900万円 = 1,050万円
- 売上貢献:月400万円 × 18ヶ月 = 7,200万円
- 実質収益:+6,150万円(採用コストがマイナス)
メリット②:定着率が圧倒的に高い
定着率の比較(3年後)
長期インターン型が定着率高い理由:
- 1年生時点から会社に共感(長い接点期間)
- 業務を通じた会社理解(実践経験)
- 既に組織の一員(コミュニティ所属感)
- 実践で即戦力化済み(入社後のギャップなし)
メリット③:組織の育成力が向上
育成前提採用 → 育成プログラム構築 → 組織の育成力向上
育成力向上のメカニズム:
- 未経験者を育成するため、体系的な研修プログラムを構築
- マネジメント層が育成スキルを獲得
- 育成理論(発達段階別育成)を実践
- 承認文化が醸成される
- 先輩社員が後輩を育てる文化が定着
結果:
- 新卒採用にも育成プログラムを適用可能
- 既存社員の育成にも適用可能
- 組織全体の育成文化が根付く
メリット④:自社の営業手法を体得した人材が育つ
即戦力採用の問題:
- 前職の営業手法に染まっている → 自社手法に適応困難
- 「俺のやり方」に固執 → チームとして機能しない
育成前提採用のメリット:
- 自社の営業手法を最初から体得
- 自社の価値観・文化を体得
- チームとしての一体感
- ナレッジ共有が機能
学生営業組織の成功モデル
リラクションの学生営業組織実績
組織規模:約30名(1〜3年生がバランスよく在籍)
組織体制:
- 等級制度:新人 → メンバー → リーダー → マネージャー
- 学生同士で育成する文化
- 上級生が下級生を指導する仕組み
成果:
- 月売上400〜500万円(学生のみで創出)
- インターン生からの新卒採用:年間2名
- 定着率:90%以上
学生営業組織の4つの成功要因
成功要因①:学生同士で育成する文化
縦の関係による育成
- 3年生 → 2年生 → 1年生の縦の育成ライン
- 上級生が下級生の1on1面談を実施
- 先輩の成功体験・失敗体験を共有
効果:
- 社員の育成負担が軽減(学生が学生を育てる)
- 上級生自身が成長(教えることで学ぶ)
- 承認文化が自然に醸成(年齢が近いため承認しやすい)
- コミュニティ所属感(居場所がある)
成功要因②:明確なキャリアパスと等級制度
等級制度
効果:
- 明確なキャリアパス → モチベーション向上
- 成長の承認(等級UP) → 自己肯定感向上
- 「次は何を目指すか」が明確 → 離脱防止
成功要因③:承認文化の徹底
承認の仕組み
- 週次MTGでの承認タイム(毎週30分)
- メンバー全員が1週間の「できたこと」を発表
- 全員で拍手・承認
- 月次表彰制度
- MVP賞(成果)、成長賞(プロセス)、貢献賞(チーム貢献)
- 賞金1万円 + 全員の前で表彰
- 1on1面談での承認(週1回)
- 発達段階に応じた承認比率(段階1は80%承認・20%課題指摘)
効果:
- 自己肯定感の向上
- モチベーション維持
- 離脱率の低下(承認されているから辞めない)
成功要因④:実践的な業務設計
学生が担当する業務
業務設計のポイント:
- 成果が可視化できる(KPI設定)
- 段階的に難易度が上がる(成長実感)
- 裁量と責任を持たせる(自律型業務)
- チームで成果を出す(協働文化)
まとめ:これからの営業採用戦略
営業職採用の現実を直視する
現実①:即戦力営業は採用できない
- 有効求人倍率2.0倍 → 2社に1社しか採用できない
- 中小企業は大手に勝てない
現実②:若手は営業を避ける
- 電話苦手・ノルマ恐怖・ワークライフバランス重視
- 「営業=ブラック」イメージ
現実③:即戦力採用しても定着しない
- 中途営業の3年以内離職率40〜50%
- 採用コストの無駄
育成前提採用への転換
従来型(即戦力採用)の限界:
- 採用できない
- 定着しない
- 育成文化が根付かない
新スタンダード(育成前提採用):
- ✅ 採用しやすい(未経験者・学生)
- ✅ 定着率高い(育成プログラムで成長実感)
- ✅ 組織の育成力向上(育成文化が根付く)
- ✅ 自社の営業手法を体得(適応困難なし)
長期インターン型営業採用の5つのメリット
- 採用コスト実質ゼロ〜マイナス(売上貢献で投資回収)
- 定着率90%以上(会社への共感・実践経験)
- 育成文化の構築(育成理論の実践 → 全社展開)
- 即戦力化(入社時点で既に戦力)
- 採用難の解消(1年生時点から優秀学生と接点)
今すぐできる3つのアクション
アクション①:営業職採用の現状を分析する
- 過去3年の営業職採用数・コスト・離職率
- 採用できない理由・離職理由の把握
- 育成プログラムの有無確認
アクション②:育成前提採用への転換を検討する
- 新卒営業の育成プログラム構築
- リラクション育成理論の学習
- 長期インターン導入の検討
アクション③:長期インターン実施可能性診断
- 自社が導入可能かを5分で判定
- 無料相談で具体的な導入プランを提案
- 小さく始めて、成果を見てから拡大
無料個別相談(30分)
こんな方におすすめ
- 「営業職が採用できない」
- 「営業の離職率を下げたい」
- 「長期インターン導入の詳細を聞きたい」
- 「育成プログラムの作り方を相談したい」
相談内容例
- 営業職採用戦略の見直し
- 育成プログラム設計サポート
- 長期インターン導入シミュレーション
- 営業組織の育成力診断


