コラム- 株式会社リラクション

COLUMNコラム

経営者のための「長期インターン導入完全ガイド」

2026.2.13 長期インターンシップ支援

INDEX

1.なぜ今、長期インターンなのか

「優秀な若手が採用できない」
「採用してもすぐに辞めてしまう」
「新卒採用の育成コストが重すぎる」

採用市場が激変する中、多くの経営者がこうした課題に直面しています。
新卒採用の競争は年々激化し、採用単価は上昇の一途。内定を出しても辞退され、入社してもすぐに離職する——そんな悪循環に、多くの企業が疲弊しています。

そんな中、注目を集めているのが「長期インターンシップ」です。
長期インターンとは、学生が在学中に数ヶ月から数年にわたって企業で実務経験を積む仕組みです。単なるアルバイトや職業体験ではなく、企業の戦力として業務を担い、成果を出しながら成長していく——それが長期インターンの本質です。

なぜ今、長期インターンが注目されているのか?

背景には、3つの構造的変化があります。
①学生側の変化:早期からのキャリア形成意識
現代の学生は、就活解禁を待たずに早い段階から「自分に合った企業」を探し始めています。インターンシップを通じて企業を見極め、実践経験を積むことが当たり前になりつつあります。

②企業側の変化:即戦力採用の限界
中途採用市場の競争激化により、即戦力人材の確保は困難を極めています。一方で新卒採用は育成負荷が高く、投資回収までに時間がかかる。その間に離職されてしまえば、投資はすべて水の泡です。
厚生労働省の調査によると、新規大卒就職者の3年以内離職率は34.9%に達しています(新規学卒就職者の離職状況)。つまり、およそ3人に1人が3年以内に退職しているのが現実です。

③採用市場の変化:ダイレクトリクルーティングの台頭
ナビサイト経由の一括採用から、企業が学生と直接つながる採用手法へのシフトが進んでいます。長期インターンは、最も濃密な接点を持てる手段として注目されています。

長期インターンは「未来への投資」

長期インターンは、単なる採用手法ではありません。
・優秀な学生と1年生の時点から接点を持てる
・業務を通じて会社への共感と理解を深められる
・実践経験を積んだ状態で即戦力として入社してもらえる
つまり、長期インターンは「採用」と「育成」を統合した次世代型の組織戦略なのです。


2.長期インターンがもたらす3つの価値

長期インターンを導入することで、企業は3つの大きな価値を手に入れることができます。

価値①:採用コストの劇的な削減と質の向上

従来の新卒採用では、多額の広告費をかけ、説明会や選考を繰り返し、内定を出しても辞退されるリスクがあります。そして入社後も、育成コストがかかり続けます。一方、長期インターンの場合はどうでしょうか。
学生は在学中から実務経験を積み、戦力化していく
企業理解が深まるため、入社後のミスマッチがほぼゼロ
インターン期間中に売上貢献するため、採用コストを回収しながら育成できる

実際、株式会社リラクションでは、約30名の学生インターン組織が数百万円の月売上を創出しています。つまり、育成コストを上回る利益を生み出しながら、優秀な人材を確保しているのです。
さらに、リラクションでは年間2名程度をインターン生から即戦力の新卒採用しています。すでに業務を熟知し、成果を出している人材を採用できるため、入社後の立ち上がりが圧倒的に早く、定着率も極めて高い状態です。

マイナビの調査によると、2019年度の新卒採用における1人当たりの平均採用単価は93.6万円に達しています(就職白書2020)。採用コストは年々上昇傾向にあり、企業にとって大きな負担となっています。

価値②:組織の若返りと文化の活性化

長期インターン生が組織に加わることで、社内に新しい風が吹き込みます。
・デジタルネイティブ世代の感覚や視点
・柔軟な発想と行動力
・学びへの貪欲さと成長意欲
こうした要素は、既存社員にも良い刺激を与え、組織全体の活性化につながります。
また、リラクションのように学生が学生を育成する組織文化を構築できれば、マネジメント経験のない学生がリーダーシップを発揮し、育成スキルを磨く場にもなります。

価値③:未来の幹部候補を早期から育成できる

長期インターンの最大の価値は、将来の幹部候補を早期から見極め、育てられることです。
1年生からインターンとして関わり、3〜4年間かけて成長を見守ることで、その学生の本質的な資質や適性を深く理解できます。
入社前から企業のビジョンや文化に共感し、実務経験を積んでいる人材は、入社後すぐにリーダー候補として活躍できる可能性を秘めています。


3.長期インターン導入の全体フレームワーク

長期インターンを成功させるには、戦略的な設計と体制構築が不可欠です。
以下、導入の全体像を5つのステップで解説します。

ステップ①:目的とゴールの明確化

まず最初に決めるべきは、**「なぜ長期インターンを導入するのか」**です。

  • 新卒採用の母集団形成を強化したい
  • 営業組織を拡張したい
  • 若手育成の仕組みを作りたい
  • 将来の幹部候補を早期から確保したい

目的が曖昧なまま始めると、中途半端な運用に終わり、成果が出ません。

ステップ②:業務設計と役割定義

次に、インターン生に任せる業務を明確にすることが重要です。
よくある失敗は、「とりあえず雑務を任せよう」という発想です。これでは学生のモチベーションは上がらず、早期離脱につながります。
リラクションの支援では、まず業務の棚卸を行い、学生が成長実感を得られる業務を設計します。

  • 営業(フィールドセールス・インサイドセールス)
  • マーケティング支援
  • カスタマーサクセス
  • データ分析・リサーチ

業務の難易度と責任範囲を段階的に設計し、成長に応じて権限を委譲していく仕組みが重要です。

ステップ③:採用戦略とペルソナ設計

「どんな学生に来てほしいのか」を明確にすることが、採用成功の鍵です。
リラクションの支援では、以下のような項目を整理します。

  • ペルソナ学生像(学年・専攻・志向性・スキル)
  • 求める資質(主体性・コミュニケーション力・成長意欲など)
  • 訴求ポイント(学生にとっての魅力・得られる経験)

そのうえで、母集団形成の戦略を立てます。

  • 求人媒体の選定
  • 企業説明会・イベント参加
  • SNS・オウンドメディア活用
  • リファラル採用

多くの企業が悩むのが、この**「母集団形成」**です。優秀な学生との接点をどう作るか——ここを戦略的に設計できるかが、成否を分けます。

ステップ④:育成プログラムの構築

長期インターンの成功を左右するのが、育成プログラムです。
リラクションでは、**成人発達理論に基づく独自の育成理論(4段階モデル)**を活用し、学生の発達段階に応じたフィードバックと関わり方を設計します。

【リラクション育成理論の特徴】

  • 学生を「変えよう」とするのではなく、成長を「支える」スタンス
  • 発達段階に合わないフィードバックは響かない、という原則
  • 自発的な成長意欲を引き出す環境設計

具体的な育成プログラムには、以下が含まれます。

  • 初期研修(ビジネス基礎・業務理解)
  • OJT設計(実務を通じた学習)
  • 定期面談(1on1)の仕組み
  • 評価制度とフィードバック方法
  • マネジメント側の育成(学生を育てる社員の教育)

特に重要なのが、マネジメント側の育成です。学生を育てる社員自身が育成スキルを持っていなければ、どれだけ良い仕組みを作っても機能しません。
リラクションの支援では、学生面談の方法レクチャーマネジメント層への育成トレーニングも併せて実施します。

ステップ⑤:運営体制と仕組み化

長期インターンを持続可能にするには、属人化を防ぎ、仕組み化することが不可欠です。

  • インターン組織の体制図(役職・等級の設計)
  • コミュニケーションルール(報告・相談の仕組み)
  • 評価基準とキャリアパス
  • ナレッジ共有の仕組み

リラクションの学生インターン組織では、学生の中にも新人からマネジメント等級まで役職等級があり、学生が学生を育成する文化が根付いています。
この仕組みにより、新しいインターン生が入ってきても、先輩学生が育成を担い、組織が自律的に回る状態を実現しています。


4.成功する企業の5つの共通点

これまで多くの企業の長期インターン導入を見てきた中で、成功している企業には明確な共通点があります。

共通点①:経営層がコミットしている

長期インターンは、単なる人事施策ではなく、経営戦略の一部です。
成功している企業では、経営層が「学生を戦力化する」という明確な意思を持ち、リソースを投下しています。

共通点②:育成を「投資」と捉えている

「すぐに成果を出してほしい」という発想では、長期インターンはうまくいきません。
最初の3〜4ヶ月は育成期間と割り切り、しっかりと時間とリソースをかける。その投資が、後に大きなリターンとなって返ってきます。

共通点③:学生に「裁量」と「責任」を与えている

学生が成長するのは、自分で考え、判断し、行動する経験を積んだときです。
細かく指示を出すのではなく、目標とゴールを示し、そこに向かうプロセスは学生に委ねる。この姿勢が、学生の主体性と成長を引き出します。

共通点④:フィードバック文化が根付いている

成長には、適切なフィードバックが不可欠です。
リラクション育成理論では、発達段階に応じたフィードバックを重視しています。段階を無視したフィードバックは、学生の心を閉ざし、成長を止めてしまいます。

共通点⑤:学生同士のコミュニティがある

一人ぼっちでインターンをしている状態では、孤独感から離脱しやすくなります。
学生同士が助け合い、刺激し合うコミュニティがあることで、帰属意識が高まり、定着率が向上します。


5.絶対に避けるべき3つの失敗パターン

逆に、失敗する企業には共通の落とし穴があります。

失敗パターン①:学生の早期離脱

最も多い失敗が、学生がすぐに辞めてしまうことです。
原因は主に以下の3つです。

  • 業務内容が曖昧で、成長実感が得られない
  • 放置されている感覚(コミュニケーション不足)
  • 発達段階に合わないフィードバックで自信を失う

リラクション育成理論を活用することで、早期離脱を防ぎ、段階を経て人間としての成長を果たしていく環境を構築できます。

失敗パターン②:母集団形成ができない

「募集をかけても応募が来ない」という悩みも非常に多いです。
原因は、以下のような点にあります。

  • 訴求ポイントが弱い(学生にとっての魅力が伝わらない)
  • 採用チャネルの選定ミス

リラクションの支援では、ペルソナ設計から母集団形成の戦略まで一貫してサポートします。

失敗パターン③:育成リソース不足

「忙しくて学生の面倒を見られない」という状態では、長期インターンは成功しません。
リラクションの支援では、研修体制をすべて整えることができます。さらに、マネジメント側の育成も併せて進めるため、社内にインターン育成のノウハウが蓄積されていきます。


6.リラクション育成理論

株式会社リラクションが提供する長期インターン立ち上げ支援の最大の特徴は、成人発達理論に基づく独自の育成理論を活用していることです。

リラクション育成理論とは?

成人発達理論(Adult Development Theory)は、ロバート・キーガン博士らが提唱した、「人の意識や知性は成人後も発達し続ける」という理論です(成人発達理論について詳しく)。
リラクションでは、この理論をベースに学生育成のための独自の4段階成長モデルを構築しています。

なぜ発達段階に応じた育成が重要なのか?

人には、それぞれ「今いる発達段階」があります。

  • 自己中心的な段階
  • 他者依存的な段階
  • 自己主導的な段階
  • 自己変容的な段階

重要なのは、その人の現在の発達段階を見極めずにフィードバックをしても、真意は伝わらないということです。

例えば、まだ「他者依存段階」にいる学生に対して、「自分で考えて動いて」と突き放すようなフィードバックをしても、混乱するだけです。逆に、すでに「自己主導段階」に達している学生に対して、細かく指示を出しすぎると、主体性が失われます。

リラクション育成理論の3つの原則

原則①:「変える」のではなく「支える」 学生を無理に変えようとするのではなく、経験や気づきを与えて成長をサポートする。自発的な成長意欲こそが原動力です。

原則②:まずは「肯定」と「受容」から入る 現代の学生は、「今の自分を認めてほしい」という欲求が強い傾向があります。否定から入ると心を閉ざし、成長の機会を失います。

原則③:発達段階に合わせたフィードバック 各々の段階を見極め、それに合ったフィードバックを通して気づきを与え、自らが「変わろう」とすることを促す。

この理論を活用することで、早期離脱を防ぎ、学生が人間として成長していく環境を構築できます。


7.リラクションの支援内容:立ち上げから運営まで一貫サポート

株式会社リラクションでは、長期インターン組織の立ち上げから運営まで、一貫してサポートします。

支援内容の全体像

Phase 1:戦略設計(1ヶ月目)

  • 業務の棚卸と整理
  • 学生に任せる業務設計
  • 目指すインターン組織像の策定
  • ペルソナ学生像の明確化

Phase 2:採用準備(2ヶ月目)

  • 母集団形成戦略の立案
  • 求人原稿作成・媒体選定
  • 選考フローの設計
  • 採用広報の支援

Phase 3:育成体制構築(3ヶ月目)

  • 研修フロー・研修内容の作成
  • 研修の実施(初期研修)
  • 学生面談の方法レクチャー
  • マネジメント側の育成トレーニング

Phase 4:運営サポート(立ち上げ後)

  • 定期的な運営サポート
  • 育成プログラムの改善
  • 組織拡大の支援

8.よくある質問(FAQ)

Q1. 長期インターンと新卒採用、どちらが良いですか?

A. 対立するものではなく、組み合わせることが最適です。
長期インターンで優秀な学生を早期から育成し、その中から新卒採用する——この流れが、最も質の高い採用を実現します。

Q2. 初期投資はどのくらいかかりますか?

A. コンサルティングフィー + 採用広告費が主な投資です。
詳細は企業規模や目標によって異なりますので、無料相談でご状況をお聞かせください。

Q3. 学生を育成するリソースがありません

A. リラクションの支援では、研修体制をすべて整えることができます。
さらに、マネジメント側の育成も併せて進めるため、社内にインターン育成のノウハウが蓄積されていきます。

Q4. どんな業種・職種でも導入できますか?

A. 営業組織での実績が最も豊富ですが、マーケティングやカスタマーサクセスなど、他職種でも応用可能です。
まずは貴社の状況をお聞かせください。

Q5. 学生がすぐ辞めてしまわないか心配です

A. リラクション育成理論を活用することで、早期離脱を防ぐ仕組みを構築できます。
発達段階に応じたフィードバックと、学生同士のコミュニティ形成が鍵です。

Q6. 立ち上げまでどのくらいの期間がかかりますか?

A. 約3ヶ月で立ち上げ、その後3〜4ヶ月で戦力化していきます。
半年後には、月間100万円程度の売上貢献が見込めます。


9.まとめ:長期インターンは「未来への投資」

長期インターンは、単なる採用手法ではありません。
組織の未来を創る、戦略的な投資です。

  • 優秀な学生と早期から接点を持ち
  • 実務を通じて育成し
  • 企業への共感を深め
  • 即戦力として入社してもらう

この流れを構築できれば、採用コストは劇的に削減され、組織は活性化し、将来の幹部候補が育っていきます。
株式会社リラクションは、自社で約30名の学生営業組織を運営している実績があります。
その実践知と、成人発達理論に基づく独自の育成理論を活用し、貴社の長期インターン組織立ち上げを全力でサポートします。


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